2008
Mar
10
10
バベル
[D]アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ / [M]ブラッド・ピット / [F]ケイト・ブランシェット / [M]ガエル・ガルシア・ベルナル / [M]役所広司 / [F]菊地凛子 / [A]アカデミー(作曲賞) / [A]カンヌ(監督賞) / [A]ゴールデングローブ(作品賞) / [A]英国アカデミー(作曲賞) / [Y]2006
ストーリー
モロッコ・メキシコ・アメリカ・日本それぞれの日常と混沌を描きながら救いのない絶望へと導かれる。
レビュー
テーマは”断絶”にあるように思われる。特に親子の絆というものに絶望を感じているのではないだろうか。かつて神の怒りに触れ言語を分かたれた人間たちは今、親子の間を分かたれてしまってはいやしないか?4カ国で起こる出来事はどれも、親が子供を守ってやることができない。現代においてはそのことが非常に困難な事になってしまっている。最後の最後でやっと少しではあるが光を見せてくれることが何よりの救いではあるものの、絶望や焦燥感ばかりが画面を支配していることが、この映画を力強い物にしている。。。。よ。