LEGALLY BLONDE キューティ・ブロンド 特別編 [DVD]

ストーリー

ブロンド・ジョークを逆手に取ったブロンドちゃんのサクセスストーリー。日本人にはあまり理解できないと思う。

レビュー

コメディーは難しい。ホントにそう思う。テンポが必要だし、笑わせようとしては駄目だし、気が利いてないといけないし...低予算とかは別にしてこの映画、出来としてはお粗末な物。でも評判がいい(日本人の若い女性に受けている、のは問題外)。ミュージカル化もされてこちらもトニー賞にノミネートされるなど好調。ミュージカルは見てないのであれだけど、これは原作がいいのだろうと。おそらくブロンドへの偏見に対する皮肉ってだけでなくて、全編を通してアメリカ社会に対する風刺とかが効いてるんだろうと。例えば、キャメロン・ディアスって人はいろんな授賞式とかに自分の手作り服とかのコーディネートでやって来る。そういうのって普通はみんなプレタポルテとかのブランド着飾ってくるジャン?でも彼女はそうする。んでも、その服がいつもいまいちなんだってさ。っていう前提があって、 「キャメロン・ディアスにセーターを選ぶアドバイスを・・・」 っていう台詞が出てくる。こういう例がいっぱいあると思われる。つまりこれはアメリカの社会とか風俗を知ってないと日本人には理解できないってことだ。一方で単純にファッション好きの女性のサクセスストーリーとして楽しめるのなら(それはそれでいいけど)、それだけ、女性が活躍するって事に対して免疫がない、ってゆうことだろうか?つまり、ファッションと苦労にもめげずがんばり仕事と恋を手にするってストーリーならなんでもいいのか?

髪型とかメイクとか衣装とかゴージャスでいろんなブランドが協賛してる。でもね、落ち込んで友達に電話する場面があるんだけど、そこでバスローブとパジャマみたいなのを着てるんだけど、あんな田舎のおばあちゃんみたいなのでいいのか?
「I need to marry a Jackie, not a Marilyn.」ってマリリンはモンロー。ジャッキーはジャクリーンさん(J.F.Kの奥さん)でいいのかな?