2009
Jan
26
Cruel Intentions クルーエル・インテンションズ コレクターズ・エディション [DVD]

ストーリー

ミイラ取りがミイラになった! なんでも本当の愛に目覚めたんだそうな・・・

レビュー

廃退的でスキャンダラスな性欲の世界。行く末には破滅が待ち構える危険なゲーム。そんな中、一途な愛という希望を見出す。つまりは昼メロなのだ。純真な愛という”幻想”を提示する事で、道徳的な価値観を破ることに言い訳を与えるのだ。ポイントはあくまで純愛。愛こそが全て! 愛とさえ言って置けば全てが許されるのでアール。結局の所、「知らんがな、勝手にしてくれ」っておはなし。

とにかくみんな若くて高校生役なのだが、なんとセルマ・ブレアはこの時27歳くらい。
ピエール・コデルロス・ド・ラクロの『危険な関係』が原作、1959(仏)、1988(マルコビッチ)、2003(韓国『スキャンダル』)他何度も映画化されている


2008
Dec
07
LEGALLY BLONDE キューティ・ブロンド 特別編 [DVD]

ストーリー

ブロンド・ジョークを逆手に取ったブロンドちゃんのサクセスストーリー。日本人にはあまり理解できないと思う。

レビュー

コメディーは難しい。ホントにそう思う。テンポが必要だし、笑わせようとしては駄目だし、気が利いてないといけないし...低予算とかは別にしてこの映画、出来としてはお粗末な物。でも評判がいい(日本人の若い女性に受けている、のは問題外)。ミュージカル化もされてこちらもトニー賞にノミネートされるなど好調。ミュージカルは見てないのであれだけど、これは原作がいいのだろうと。おそらくブロンドへの偏見に対する皮肉ってだけでなくて、全編を通してアメリカ社会に対する風刺とかが効いてるんだろうと。例えば、キャメロン・ディアスって人はいろんな授賞式とかに自分の手作り服とかのコーディネートでやって来る。そういうのって普通はみんなプレタポルテとかのブランド着飾ってくるジャン?でも彼女はそうする。んでも、その服がいつもいまいちなんだってさ。っていう前提があって、 「キャメロン・ディアスにセーターを選ぶアドバイスを・・・」 っていう台詞が出てくる。こういう例がいっぱいあると思われる。つまりこれはアメリカの社会とか風俗を知ってないと日本人には理解できないってことだ。一方で単純にファッション好きの女性のサクセスストーリーとして楽しめるのなら(それはそれでいいけど)、それだけ、女性が活躍するって事に対して免疫がない、ってゆうことだろうか?つまり、ファッションと苦労にもめげずがんばり仕事と恋を手にするってストーリーならなんでもいいのか?

髪型とかメイクとか衣装とかゴージャスでいろんなブランドが協賛してる。でもね、落ち込んで友達に電話する場面があるんだけど、そこでバスローブとパジャマみたいなのを着てるんだけど、あんな田舎のおばあちゃんみたいなのでいいのか?
「I need to marry a Jackie, not a Marilyn.」ってマリリンはモンロー。ジャッキーはジャクリーンさん(J.F.Kの奥さん)でいいのかな?