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ストーリー
ミドルエイジを迎えた仲の良い4人の女友達の悩み、焦り、不安。そして友情。
レビュー
お金は一つの象徴であってそれがこの映画の主題ではない。いろんなことに悩み、傷つき、迷う。そうした四人の女性たちの日常をリアルに描いていく。女性監督が女性の視点で女性の心情を。おそらくかなり上手に。でも、どうしても、表面的という感が否めない。なんというか、多くの女性の共感は得られるのだろうけれど、その裏に隠された何かとか、そうしたことが物語の重大な複線になってるとか、そういうことが無い。まぁでも4人それぞれのキャラクターはかなり明確に個性として描かれていていながら、こだわったのであろう所の”リアル”っぽくはなっていたと思う。
どのパートナー(男)が一番素敵だろうか?コメンタリーの中でプロデューサーが「アーロン」をどう見るかがリトマス試験紙(芸?)だと言っていた。そういわれるとなかなかか書きづらいのだけれど・・・(苦笑。この映画で最もナイスガイなのはアーロンだと思うぞ。センスが良くてスマートで常識があって。優しい言葉やちょっと歯の浮くような言葉も言えるし、行き過ぎた行動に駄目だしも出来る。ちょっと出来すぎ。だからこそ「彼はゲイだ」というレッテルを貼らなければ安心できない。のだろうか。
男女の衝突という点でいうと、男はパートナーに[大丈夫かい?」と聞かない。ってのがあって、女性はそういう言葉を待ってのるのよって言うような事を示唆しているんだけれど、おもしろかったのは、ひげを剃ったのに気が付いたのが3週間後だってのがね。そういう面もちゃんと描いてるのはよかったよ。
邦題がこんなに変わってもいいのかね?製作したかたがたは文句言えないのかな?
フランシス・マクドーマンドが助演女優賞受賞。
07
製造:テレビ東京メディアネット
発売日:2002-05-22
(おすすめ度)
妻をレイプされ殺されたと思い込んでいる男。記憶障害というハンデを抱えながらその犯人を探し出し殺そうと手がかりを追う
レビュー
時間軸をずらす手法で、一度見ただけでは理解しがたい。監督は「ちょっとづつ時間が遡ってるだけ」というようなことを言っていたのだけれど、???ともかく、人間の記憶の曖昧さとそれを補ういい加減で都合の良い記憶の補完みたいなことは非常に上手く表されていたように思う。
ドラッグとか記憶喪失みたいなのって何でもありになっちゃうからあんまり好きじゃないのだけれど、そういった人の脆さ・儚さといったところに焦点があって味わい深い。