30
ストーリー
潜入捜査官の苦悩。後見人になってくれた恩人への想いと捜査官としての役目、家族への想い。引き裂かれそうな心の内を繊細に描く。
レビュー
アル・パチーノの演技もジョニー・デップの若々しい演技もとてもよかったと思う。特にアル・パチーノのしがない老いぼれヤクザの風情があったからこそこの映画が成り立っているのだと思う。しかし、テーマはどうかと。。。潜入捜査官の心が揺れても、ねぇ。プロなんだよね、そうだよね、じゃ、上手に嘘ついて、きっちりお縄に付けるのがお役目ってもんでしょ。それが情に絆されてもなんとも言いようがない。そんな風に迷うのは、潜入捜査の妥当性を議論する時にやればいい議論だよね。まぁでも最後の呼び出しに粛々と身支度をするアル・パチーノと「お前だから許せる」という台詞には充分に重みを感じる。よ。
アン・ヘッシュはゲイであると公表して一時エレン・デジェネレスと交際するもすぐに男性と結婚、出産、2007に離婚。ほんとにゲイか?父親はゲイでエイズで亡くなっている。
エレン・デジェネレス(ファインディング・ニモ のドリー)はアメリカでは超有名人で本物のゲイ(2008年ポーシャ・デ・ロッシと同性婚inカルフォルニア)。
18
ストーリー
落ち目の映画監督が完全無比なCG女優を手にする事から起こる悲喜劇
レビュー
所謂SFで、先端の科学技術が人間を凌駕してしまい制御不能になってゆく恐怖、というのがテーマではあるが、その原因を人間の心の弱さと世間の狂騒をトリガーにしている点が面白い。作られた偶像とそれに熱狂するマスコミやファンを皮肉りながら、それ自体が大変なパワーを秘めていることを指摘している。そして、結局のところ、科学技術はそれ自体が恐怖なのではなく、其れを操る人間そのものの心、に起因し委ねられているという至極まっとうな結末に収斂されていく。 決して暗くなったり深刻になったりすることなく、むしろ(アル・パチーノの演技力によって)楽しげなコメディーとなっている。
アンドリュー・ニコル監督が脚本書いた「トゥルーマン・ショー」をみたい。 エヴァン・レイチェル・ウッドに注目。CGぢゃないよね?