2008
Dec
28
Blades of Glory 俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション [DVD]

ストーリー

フィギュア界を追放されたライバルの二人。スケートの世界に戻るには男子ペアとしてコンビを組むしかない。。。はちゃめちゃ青春コメディー。

レビュー

一言で言えば、暑苦しい。って感じでしょうか?真夏に無理やり聞かされるチューブ、日焼けサロンの松崎しげる、そして、タイツ姿のウィル・フェレル。ああ、、、うざ、、、い。話の展開としては、こてこての青春物。仕事を心から愛し夢に向かって突き進め!という単純で明快なメッセージをベースにこれまたこてこてのコメディで覆われている。あんまりにも暑苦しさが前面に出てるのであれだけど、笑いとしては上手に作ってあったのではないでしょうか。ウッディ・アレンは笑いとは「悲劇プラス時間だ」と言っているのだけど、この映画の”笑い”では、時間という要素を有効に使っていると思う。今それを言うか?とかもう少し後でそれを言えば普通の事なのに、とかそういう部分が非常に上手かったと思う。見た目の可笑しさという部分だけでなく、不条理な笑いに持っていけてるという意味では合格ですね。

トリノで荒川についで銀のサーシャ・コーエン、トーニャ・ハーディングが関係した襲撃事件でお馴染みのナンシー・ケリガン、ほか有名人が多数出演。佐藤有香もクレジットされているが分らなかった。

クレイグ・T・ネルソンはMr.インクレディブル。プリズンブレイクのマホーンでお馴染みウィリアム・フィクトナーはいろんな映画に脇役で出てて、Mr. & Mrs. Smithではシュリンク役で声だけの出演。

*世の中には松崎しげる色ってのがあるらしい。ご参考。


2008
Dec
19
THE PRODUCERS プロデューサーズ コレクターズ・エディション [DVD]

ストーリー

1968年アカデミー脚本賞を受賞した映画、2001年その映画をミュージカル化しトニー賞12部門受賞など大ヒット、其れを元にしたミュージカル映画。

レビュー

老人ねた、ナチねた、下ねた、ゲイねた、のオンパレード、しかもミュージカルだからどうにもなじめない、、、のだけれど、そういった表面に隠れて、案外話としてはおもしろいのかも。。。お金という現実を望む男と夢や希望を望む男。二人はお互いの不足を補い奇妙な友情を育む。成功するために最低のものを作るもそのスキームは失敗に終わる。といったプロットを持ち出す事で、本当の成功とは何で、その為に必要な事は何か、を提示している。そんな風な本の良さと歌って踊ってというものがなんとはなく楽しい感じになってくるのはミュージカルの魔力でしょうか。
しかしながらやはり、ミュージカルと映画を一緒にするにはちょっと無理があるような気がする。むしろ1968年の映画を見てみたいところ。
事務所にリア王の絵(King Leer 正しくはLear王。Leerには流し目という意味がある。)があるんだけど、ユマ・サーマンが入ってくると目が動くんだよ。

マシュー・ブロデリックはサラ・ジェシカ・パーカーの旦那さんなんだね。トニー賞を2回も取ってるってことは舞台俳優としては一流なんでしょうね。