U TURN Uターン

ストーリー

さえないチンピラが偶然足を踏み入れた小さな街。どこまでもついてない男のついてない物語。びば、ありぞな。

レビュー

とっても悲惨で、なんだかもう目も当てられない。中途半端ってどうあってもやっぱり中途半端で、どこにも辿り着けないんだよって言われているようだ。毒を食らわば皿までってやらないと駄目で、そりゃそういう風になっちゃうよねって思わされるんだけど、同時にそこまで徹底して生きてはいけないのも充分に事実。
でもね、最後に絶対笑っちゃう。笑わされちゃう。これはすごいことなんじゃないだろうか?一応分類としてはコメティとかそういうジャンルではないでしょ?でも笑うよ。

どの役者も一癖ある役を巧みに演じているのだけれど、みんな少しだけ笑いを伴ってる。ちょっとなんかファニーなんだよね。これは演出がうまいってことなんだろうな。
フリークなので最後はこう言って締めるけど、ショーン・ペンはこういう役やらせたらもう最高だね。