2008
Oct
17
BANDITS バンディッツ (特別編)

ストーリー

2人の銀行強盗とそれに加わってゆく女。お気楽・クライム・ラブ・コメディ

レビュー

アメリカン・ニューシネマを意識しているとかいうと鼻で笑われちゃうよ。あくまで、おちゃらけコメディだね。お泊り強盗って言葉もなんかね、どうでしょ。いや、でも楽しい映画だと思うよ。クライムな映画ってどういう種明かしにするかって問題があると思うんだけど、無難にそしてハッピーに乗り切ったって感じでしょうか。

いつもいつもあくの強い役を(おそらく好んで)演じているケイト・ブランシェットだけど、これは大人しいな。大人しいというか、かわいい女を演じてる。
そして、ビリー・ボブ・ソーントンていうと、Uターンのあの暑苦しく鬱陶しい修理工だよね。癖のある役やらせたらものすごいってことね。


2008
Sep
28
U TURN Uターン

ストーリー

さえないチンピラが偶然足を踏み入れた小さな街。どこまでもついてない男のついてない物語。びば、ありぞな。

レビュー

とっても悲惨で、なんだかもう目も当てられない。中途半端ってどうあってもやっぱり中途半端で、どこにも辿り着けないんだよって言われているようだ。毒を食らわば皿までってやらないと駄目で、そりゃそういう風になっちゃうよねって思わされるんだけど、同時にそこまで徹底して生きてはいけないのも充分に事実。
でもね、最後に絶対笑っちゃう。笑わされちゃう。これはすごいことなんじゃないだろうか?一応分類としてはコメティとかそういうジャンルではないでしょ?でも笑うよ。

どの役者も一癖ある役を巧みに演じているのだけれど、みんな少しだけ笑いを伴ってる。ちょっとなんかファニーなんだよね。これは演出がうまいってことなんだろうな。
フリークなので最後はこう言って締めるけど、ショーン・ペンはこういう役やらせたらもう最高だね。