2008
Aug
29
seabiscuit シービスケット プレミアム・エディション

ストーリー

大恐慌時代のアメリカ。競走馬と騎手を取り巻く人々の感動実話。

レビュー

モータリゼーションの到来と大恐慌という時代背景において、何度も挫折から這い上がり、必死に勝利を目指した感動巨編。挫折を乗り越える事とか、ハンデをものともしないとか、暗い時代を吹き飛ばす快進撃とか、そういうものに人は心を動かされるのだね。それはそれでいいのだけれど(競走馬が主人公だからしかたがないけれど)、あれ、競馬って、ギャンブルだよね。。。いいのか?勝利を目指した人々はいいのだけれど、それに感動してるのは大衆だよね。いっぱいお金使っちゃってる人々だよね。いいのか?んー、いいのか。

製作総指揮にもトビー・マグワイヤの名前があるな。あーゆーの(俳優が製作総指揮に名を連ねている)はどういうこと?お金出してるよってことなのかな?


2008
Jun
27
BOBBY ボビー BOBBY 

ストーリー

兄であるジョンに続き、1968年6月5日、ロバート・F・ケネディもまた凶弾に倒れる。その時、アンバサダーホテルに偶然居合わせた22人を通して当時の社会の空気を描きだす。

レビュー

現実の映像が持つ迫力は計り知れない。ジョンがパレード中にライフルで撃たれ、その肉片をジャクリーンさんが拾い集める様は、”衝撃”という言葉で充分に説明される。そうした意味で、作られた映画というコンテンツは、その迫力という面において、とうてい及ぶ物でないと感じてしまう。所々に挿入されている実際のロバートの演説や当時の映像は非常に力強い。また、ロバートの演説が現代にも充分通用するメッセージである事は驚きでもある。だからといってこの映画が駄作だとかそういうことでもない。時代の雰囲気を上手く醸し出していたと思う。そして当時の社会が抱えていた問題点は、形こそ多少違うが、現代のアメリカが抱える問題点そのものなのだよ、という風に描かきたかったのだと思う。
興味深かったのは、ホテルの支配人が奥さんに「格好や立ち居振る舞いは最先端だけど、頭の中は20年代なのね」みたいなことを言われる所。加齢臭がするっていわれるよりも断然こたえるな。ん?いやそのほうが嫌か?

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ma 's reviwe:

社会的に抑圧された歴史を持つ黒人が、マイノリティーとして新たに差別の対象になっているメキシカンに対し「声高に怒っているだけでは駄目だ。白人を気持ちよくさせてあげればいい。」って諭すところに虐げられた歴史を持つ黒人のしたたかさと懐の深さを感じる。
デミ・ムーアの劣化ぶりもなかなか良いかも。