29
ストーリー
大恐慌時代のアメリカ。競走馬と騎手を取り巻く人々の感動実話。
レビュー
モータリゼーションの到来と大恐慌という時代背景において、何度も挫折から這い上がり、必死に勝利を目指した感動巨編。挫折を乗り越える事とか、ハンデをものともしないとか、暗い時代を吹き飛ばす快進撃とか、そういうものに人は心を動かされるのだね。それはそれでいいのだけれど(競走馬が主人公だからしかたがないけれど)、あれ、競馬って、ギャンブルだよね。。。いいのか?勝利を目指した人々はいいのだけれど、それに感動してるのは大衆だよね。いっぱいお金使っちゃってる人々だよね。いいのか?んー、いいのか。
製作総指揮にもトビー・マグワイヤの名前があるな。あーゆーの(俳優が製作総指揮に名を連ねている)はどういうこと?お金出してるよってことなのかな?
27
ストーリー
兄であるジョンに続き、1968年6月5日、ロバート・F・ケネディもまた凶弾に倒れる。その時、アンバサダーホテルに偶然居合わせた22人を通して当時の社会の空気を描きだす。
レビュー
現実の映像が持つ迫力は計り知れない。ジョンがパレード中にライフルで撃たれ、その肉片をジャクリーンさんが拾い集める様は、”衝撃”という言葉で充分に説明される。そうした意味で、作られた映画というコンテンツは、その迫力という面において、とうてい及ぶ物でないと感じてしまう。所々に挿入されている実際のロバートの演説や当時の映像は非常に力強い。また、ロバートの演説が現代にも充分通用するメッセージである事は驚きでもある。だからといってこの映画が駄作だとかそういうことでもない。時代の雰囲気を上手く醸し出していたと思う。そして当時の社会が抱えていた問題点は、形こそ多少違うが、現代のアメリカが抱える問題点そのものなのだよ、という風に描かきたかったのだと思う。
興味深かったのは、ホテルの支配人が奥さんに「格好や立ち居振る舞いは最先端だけど、頭の中は20年代なのね」みたいなことを言われる所。加齢臭がするっていわれるよりも断然こたえるな。ん?いやそのほうが嫌か?
ma 's reviwe:
デミ・ムーアの劣化ぶりもなかなか良いかも。