2-2.
 また名古屋の守備は不安定。パナディッチ抜きで日本人の3バックで望んだが、2失点。やはり中盤の守備というか、プレスが効いていないと失点に繋がる。マークの受け渡しや最終段階でヒトを捕まえ切れていない場面も多々。少し驚いたのはネルシーニョ監督は、これだけ失点が多い中、守備的MFを1人にしているところだ。攻撃時に3人では確かに迫力に欠ける(と、いってもウェズレイとマルケスで得点することが出来るのだが・・・)。つまりは、攻撃が最大の防御ということか?これで結果が出れば名将と謳われること請け合い。とても日本人の感覚ではない。無いものねだりになるが、中盤でボールの収まる人材が居ると、最後の逃げ切りが可能かもしれない。
 清水は方向性がはっきりしている。ラインをコンパクトに、前線からの守備、北嶋に一度当てる、などチームとして約束事があって、みんなせっせと働いている。気温やスケジュールの関係で足が止まってしまう場面もあるが、成熟してくると安定した試合運びが出来るだろう。斉藤のカバーリングや伊東のタフさは健在。はやく市川が復帰しないか楽しみ。