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製造:ハピネット
発売日:2006-10-27
(おすすめ度)
ストーリー
狼少年のお話。寂しかったんだと思うよ、きっと。
レビュー
娯楽を求めすぎる事に対する警笛だとか読者が常に懐疑的に物事を見つめる必要性という事と、記事発行団体の検閲制度といのは別問題だ。我々は騙された、、、そうやって責任を押し付けることは簡単だ。どの関係者も自らの無知や制度の不備を指摘しない。それら制度に限界があるというのなら、それはそもそも欠陥のはずだ。結局の所、愚かにも社会性を失ってしまった少年の嘘、に対応できる力が無かったということを露にしただけではないだろうか。決してこの少年を擁護したいわけではない。少年をかぼうべきだったとも思わない。なにか問題が起こった時に社会があるいは組織がどうやって事件を結論づけていくか、を考えるとあまりにプアーな対応だという気がする。彼ら若者が世間の表舞台に立てるのは、それこそアメリカという国の力の源泉だ。俗世にまみれる事のない柔軟な発想と行動力、そういった力を最大限に生かすことは、安定した社会基盤の確立が困難であるものの、一方でヒーローを生み出し社会に希望を与える。儒教的な道徳観に裏打ちされ圧倒的に安定した社会においては、ヒーローの出現はまさに羨望の的だ。しかし、いつの時も希望を失わない国、チャンスはあると思わせてくれる国、社会的にそうした思想やシステムを採用する国が三流の政治家しか居ない国と同じように「遺憾である」みたいなことを言っているのには少々落胆の思いがぬぐえない。そういう社会だからこそ、洗練されたチェック機構だとか問題に対する迅速で根本的な対応、といった部分を見たかったな。
ロザリオ・ドーソンは『25時』ではめちゃくちゃイケてるのに、野暮ったいねぇちゃんだった。よ。
助演男優賞はピーター・サースガード
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ストーリー
暴力の世界に生きてきた男があるきっかけでその世界に引き戻される。その時家族は?妻は?愛は暴力に対抗できるのか。
レビュー
暴力的なバックグランドをもっているかではなく、暴力を使った時点でその報いとか先々には暴力でしか解決を見ないのだよ、という世界観は、一方でヒーローに祭り上げ、一方でマフィアを嫌悪するという大衆の意識をあざ笑うかのようでおもしろい。そうした逃れがたい暴力という因縁と愛の対比というのがテーマなんだろう。ね。
でもさ、過去ってそんな簡単に清算できないでしょ?だからこそきっちり片付けてからでしょ?一方で、例え暴力な世界の住人だったとしても、自分が愛したのは大人しく誠実な男なんでしょ?それでいい(過去なんてどうだって)じゃん?とか思うな。。。つまり、なんだか当たり前のことが淡々と行われてる風でして。まぁ。はい。
マリア・ベロが良い!キャリー・アン・モスとお友達らしい。