2009
Mar
24
8Mile 8Mile [DVD] 8 Mile ( Eminem )

ストーリー

エミネムの半自伝映画。本当に凄いのはフューチャーだと思う。よ。

レビュー

爆笑問題の太田は、「若い頃、ゴングショーや勝抜きバトルに出てなんとか残ってこれた。ここで勝抜けないと先へ進めない。とにかく必死で精神的にめちゃくちゃ辛かった。」というようなことを言っていた。言葉を武器に闘うパフォーマーとして、やはり同じ様な難関を潜り抜けているのだ。そういう苦難と同時に、その才能ゆえにどんどん言葉が溢れ出てくる、という一面も見る事が出来る。そうしたのし上がりたいという渇望とあふれ出す才能みたいな事がうまく描かれていたと思う。
エルビスが作中何度か取り上げられているが、彼の成功にも、フューチャーのように「いいものは色は関係ない」ってバックアップした人がいたのだろうか。これは大変な事だとおもうんだよね。いいと思ってもその文化の中では公平に見る事は至難の業で、喧嘩しても見捨てないなんてすごいよ。涙でそうだね。
日本人にはラップは理解できないだろうと思っていたけれど、多くの人が楽しんでいるのにちょっと嫉妬する。なんかあれ、韻をふんだりとかしてるんだよね?言葉を操る技術なんだよね?すごいな。早く理解できるようになりたいです。

キム・ベイシンガーがね、痛いママを熱演なんだけど、息子に「彼がクンニしないの」とか言っちゃうけどいいのか?くんにって。
アンソニー・マッキーは全然迫力が無くてエミネムに喰われちゃってるのは抑えた演技だろか?『She Hate Me』と同一人物とは思えない・・・


2009
Jan
11
Interview With The Vampire インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア [DVD]

ストーリー

サラリーマンがガード下の赤提灯で酔って愚痴を言う。「いや、なかなかみんな分ってくれないけれど、こっちもいろいろ大変なんだよ。案外、この仕事も楽じゃないんだよね。ホント。もうイヤんなっちゃうよ。ひっく。え?にんにく?大丈夫大丈夫!あっ・・・」(談:ぶらっどさん)。っていう、そういう映画。

レビュー

人間の持つ恐怖であるところの死。しかしながら死ぬ事がない彼らには、そうした永遠こそ恐怖なのだ。生き続ける事、しかも人間の命を奪って生き永らえるというジレンマは、罪の意識や苦悩へと導かれる。そうして、死であろうが永遠であろうがそういう恐怖をかかえながら結局のところ、正しく生きるという事どういうことなのか、という答えを探しているのだよ、ということでしょうか?吸血鬼に名を借りた人間ドラマなのであーる。
でもちょっと分りづらい映画だね。原作読んだほうがいいのかね。

エンドロールの一番最後に「リバー・フェニックスを偲んで」と出てくるのはクリスチャン・スレイターの役にキャスティングされていたが亡くなった為(オーバードーズによる心不全)。享年23歳。ホワキン・フェニックスのお兄ちゃん。ヴィーガン。
ニール・ジョーダンってばなんと『俺達は天使じゃない』の監督。