2008
Sep
11
Marilyn Hotchkiss Ballroom Dancing & Charm School ビューティフルメモリー

ストーリー

妻に先立たれ失意の闇に漂う男があるきっかけでダンス教室に通う事に。。。 毎週水曜日少しずつ自分を取り戻してゆく様を描く。

レビュー

変にアクセクしてなくて良いです。ゆったりと時間が流れている感じで。 教条的でない所もよいですね。とかくこういったハートウォーミングな物って神秘的だったり、答えはひとつだったり、するのだけれど、なんかその辺がいい加減というかぼやけてる。一応、 「怒りと違って罪悪感は無駄な感情だ」(だから自分をせめるな) なんて台詞も出てくるんだけど、押し付けがましくはない。 なんだか良く分からないけれど、ちょっとだけ前に進んでみるかってゆう感じがよいですね。

どっかで見た事あるんだよなーって思ってたマリサ・トメイは「恋する遺伝子」に出てるのだね。どっかで見た事あるんだよなーって思ってたショーン・アスティンはTHE LORD OF THE RINGSのサム。


2008
Sep
07
friends with moneyセックス・アンド・マネー

ストーリー

ミドルエイジを迎えた仲の良い4人の女友達の悩み、焦り、不安。そして友情。

レビュー

お金は一つの象徴であってそれがこの映画の主題ではない。いろんなことに悩み、傷つき、迷う。そうした四人の女性たちの日常をリアルに描いていく。女性監督が女性の視点で女性の心情を。おそらくかなり上手に。でも、どうしても、表面的という感が否めない。なんというか、多くの女性の共感は得られるのだろうけれど、その裏に隠された何かとか、そうしたことが物語の重大な複線になってるとか、そういうことが無い。まぁでも4人それぞれのキャラクターはかなり明確に個性として描かれていていながら、こだわったのであろう所の”リアル”っぽくはなっていたと思う。

どのパートナー(男)が一番素敵だろうか?コメンタリーの中でプロデューサーが「アーロン」をどう見るかがリトマス試験紙(芸?)だと言っていた。そういわれるとなかなかか書きづらいのだけれど・・・(苦笑。この映画で最もナイスガイなのはアーロンだと思うぞ。センスが良くてスマートで常識があって。優しい言葉やちょっと歯の浮くような言葉も言えるし、行き過ぎた行動に駄目だしも出来る。ちょっと出来すぎ。だからこそ「彼はゲイだ」というレッテルを貼らなければ安心できない。のだろうか。
男女の衝突という点でいうと、男はパートナーに[大丈夫かい?」と聞かない。ってのがあって、女性はそういう言葉を待ってのるのよって言うような事を示唆しているんだけれど、おもしろかったのは、ひげを剃ったのに気が付いたのが3週間後だってのがね。そういう面もちゃんと描いてるのはよかったよ。

邦題がこんなに変わってもいいのかね?製作したかたがたは文句言えないのかな?
フランシス・マクドーマンドが助演女優賞受賞。


2008
Aug
29
seabiscuit シービスケット プレミアム・エディション

ストーリー

大恐慌時代のアメリカ。競走馬と騎手を取り巻く人々の感動実話。

レビュー

モータリゼーションの到来と大恐慌という時代背景において、何度も挫折から這い上がり、必死に勝利を目指した感動巨編。挫折を乗り越える事とか、ハンデをものともしないとか、暗い時代を吹き飛ばす快進撃とか、そういうものに人は心を動かされるのだね。それはそれでいいのだけれど(競走馬が主人公だからしかたがないけれど)、あれ、競馬って、ギャンブルだよね。。。いいのか?勝利を目指した人々はいいのだけれど、それに感動してるのは大衆だよね。いっぱいお金使っちゃってる人々だよね。いいのか?んー、いいのか。

製作総指揮にもトビー・マグワイヤの名前があるな。あーゆーの(俳優が製作総指揮に名を連ねている)はどういうこと?お金出してるよってことなのかな?


2008
Aug
21
DOMINO ドミノ

ストーリー

セレブな娘が賞金稼ぎに。実在(公開直前に死去)の女性のお話。

レビュー

痛快アクション。はりうっど!!ばんさい!!!

スタイリッシュといわれる映像美というか技術が、良いか悪いかは別にして、いわるゆスタンダードになってることには違いない。そういう意味で、この監督は監督というより優秀なエディターなのでしょうね。それでもやっぱり、そういった流れを作った、って言う意味においてすごいんでしょうね。

"90210"のおふたり(スティーブとデビッド)が登場。しかもあんまり厚遇されていないところが面白い。それにミッキー・ロークが枯れててよいねぇ。でもね、肝心のキーラがね、もうちょっとだね。なんだろ、お上品すぎるのかな?


2008
Aug
06
Things You can Tell Just by Lookin at Her 彼女を見ればわかること

ストーリー

自立した5人の女性が見せるふとした寂しさ。それぞれの話が少しずつ重なり合っている。

レビュー

この”男性”監督はさりげないく微妙な感情、弱さ、脆さを表現する。しかしながら、はたしてこれは、本当に女性目線なのだろうか?つまり男性からの女性目線ではないのだろうか、と。どっちにしてもそうした微妙な感情表現を上手く表していたとは思うけれど、これで女性を分ろうなんてちょっと違うような気もする。
オムニバスが少しずつ繋がっているという形式は、世間はそんなに広くないとか、あなたのすぐ周りに幸せは満ちているよ、というメッセージなのかな?倦怠感とか閉塞感みたいな事はあるけれど、それでも前向きに生きるという力強さと希望を与えてくれる。のだろうねぇ。よろしいんじゃないでしょうか。

だめだ。どうしても、ホリー・ハンターがイラスティガールに見えてしまう。