2008
Jul
29
Birth 記憶の棘 オリジナル・バージョン

ストーリー

死んだ夫の生まれ変わりだという少年が現れた。あなたならどうする?

レビュー

本当に元夫なのか、そうじゃないのか、ではない。愛とは何かを問うている。愛に年齢や社会的地位とかそういったことはなんら関係しないのだよ、ということでしょ。少年であるが故に認められず、少年であるが故にピュアであるのだ。大人の男には不快さしか残さない。それはつまり、世間ってものに充分浸かってしまっているからで、あの少年だってすべからく大人の男になってしまうのだ。

ドッグヴィル以来のニコールふぇちとしては、一緒にお風呂に入れたあの少年に激しく嫉妬します。そう、はげしく。


2008
Jul
22
A History of Violence ヒストリー・オブ・バイオレンス

ストーリー

暴力の世界に生きてきた男があるきっかけでその世界に引き戻される。その時家族は?妻は?愛は暴力に対抗できるのか。

レビュー

暴力的なバックグランドをもっているかではなく、暴力を使った時点でその報いとか先々には暴力でしか解決を見ないのだよ、という世界観は、一方でヒーローに祭り上げ、一方でマフィアを嫌悪するという大衆の意識をあざ笑うかのようでおもしろい。そうした逃れがたい暴力という因縁と愛の対比というのがテーマなんだろう。ね。
でもさ、過去ってそんな簡単に清算できないでしょ?だからこそきっちり片付けてからでしょ?一方で、例え暴力な世界の住人だったとしても、自分が愛したのは大人しく誠実な男なんでしょ?それでいい(過去なんてどうだって)じゃん?とか思うな。。。つまり、なんだか当たり前のことが淡々と行われてる風でして。まぁ。はい。

マリア・ベロが良い!キャリー・アン・モスとお友達らしい。


2008
Jul
17
The Incredibles Mr.インクレディブル

ストーリー

インクレディブル一家の家族愛の物語

レビュー

高倉健の任侠映画を見た後はおっさん達は皆”ケンさん”になって劇場を出てくる。そういう意味で、この映画を見終わった子供たちが”ダッシュ”しまっくっててもちっとも驚かない。
邦題はMr.なのだが、これ、Mrs.イラスティガールじゃないか?何しろ母は強いのだ。女性は偉大なのだよ。って思わせてくれる。それに比べて旦那の情けなさってどうでしょ?過去の栄光を引きずり、甘い誘いに鼻を伸ばし、独りよがりで勘違いな正義感に浸っている様は滑稽でしかない。結局の所、しっかりしたかーちゃんがいてくれるおかげで成り立ってるんだよな。。。うん。
いわゆるヒーローもので勧善懲悪なのだが、ディズニーではこれまで悪者は死ななかったみたいね。それを最後に死なせた所と、元スーパーヒーローってゆう設定が目新しいところで、それ以外はただ単純に楽しめばいいって感じだろうか。いやほんと充分に楽しいんだけど。
ブラッド・バードの「アイアン・ジャイアント」を見てみたい。


2008
Jul
11
Under the Tuscan Sun トスカーナの休日

ストーリー

浮気によって離婚し傷ついた女性が友人に勧められて訪れたトスカーナで家を買う。そこでの暮らしによって、人生を取り戻してゆく様を描く。

レビュー

映画の”質”という点から見るととうてい次第点は得られないかと。随所にいい加減さが散見される。嵐の夜に洗濯機が宙を飛んだりしたら誰だってもういいかな、とかおもっちゃうでしょ。
とはいえ、脚本としては良いのかも。女性の心理を丁寧に描いてはいるのだろうし、ちょっとした人生訓とか希望を捨てないで人生を楽しみましょう的なのは、見る人は嫌な気持ちしないのだろうし、、、ね。

パケ写は全然ダイアンに見えないくない?サンドラ・オーって「サイド・ウェイ」に出てくる女優さんだね。カナダ出身の両親がコリアンだそうです。よ。


2008
Jul
04
The New World ニュー・ワールド コレクターズ・エディション

ストーリー

イギリスからの入植者とアメリカン・ネイティブであるポカホンタスの愛の物語。美しい映像とごく控えめな語りは特徴的。

レビュー

監督の特徴である美しい映像とかはまぁ良いとして、ロマンスとしてなかなか楽しめたよ。
物語の粗筋としては、ほぼポカホンタスの生涯に沿った形で進行していく。彼女が洗礼を受けたり、イギリスへ行ったりするのは、冒険的な事業に対する投資家を探すための出資者たちによる宣伝だった、のが真実だったとしても、彼女の感受性の豊かさや知的なものに対する好奇心だったのだ、といったふうにうまく処理されていたと思う。
さて、肝心のろまんすだが、ロマンス部分だけは完全に創作である。微妙な三角関係として最後を描いてはいるものの、やっぱりスミスって特別だな。ってことじゃないでしょか?”お転婆な”彼女は最初も最後もハイドアンドシークで楽しんじゃってる。素敵な洋服を着ていても木に登っちゃって降りてこない。つまり彼女の本質は何も変わっていないと。その間に起こった出来事を考えると、ロルフのほうがいいよ。普通に考えて。でも愛とか恋ってそんな理屈じゃない。そもそも入植者ってなんだって話だよ。日本人にとっての黒船到来だよ。そりゃ驚くでしょ。りょうまもびっくりだっちゅーの。言葉もままならない、自分にとって全然都合良くない、いやそういう相手だからこそあなたと一つだとなった。だから最後にスミスのもとを本当に去る覚悟をした時に死が訪れてくるのは当然の帰結なのである。
ちょっと気付いちゃったのだけど、二人ともジョンだね。ジョンって言われて間違えちゃったってことはないよね。・・・ないね。

クオリンカ・キルヒャーは当時15歳なんだって!!!よ。クリスチャン・ベールは役得だね。コリン・ファレルはなんというか、もうひとつパッとしないのは気のせい?